2026年4月28日火曜日

運動は「楽しむこと」から始まる ― 教室11年目に感じたこと


改めまして、
僕は神奈川県川崎市で、子ども向け運動教室のコーチと、大人向けパーソナルトレーナーとして活動しています。

現在は3歳のお子さまから85歳前後の方まで、幅広い年代の方に運動指導や身体づくりのサポートを行っています。

僕がこの教室でずっと大切にしてきたことがあります。
それは、運動はまず「楽しむこと」が土台であるという考え方です。

世の中には、成果・技術・勝敗を重視する場面も多くあります。もちろんそれらも大切です。
ただ、子どもの時期に最も重要なのは、「運動って楽しい」「またやりたい」と思える経験だと僕は考えています。

この春に卒業した中学生が、教室へ遊びに来てくれました。

その日いた中学生クラスのメンバーと一緒に、PK対決やサッカーで自然に交流が始まりました。
その姿を見て、改めて感じたことがあります。

それは、年齢が上がると強くなりがちな「勝たなければ意味がない」という空気よりも、
プレーそのものを楽しみ、仲間のナイスプレーを称え合う姿勢がしっかり残っていたことです。

小さい頃から「楽しむこと」を中心に運動と関わってきた子は、
運動を苦行ではなく、人生の中の前向きな時間として捉えやすくなります。
卒業後もその感覚が続いていたことは、僕にとって非常に嬉しい出来事でした。

当教室では、走る・跳ぶ・投げる・避ける・考える・協力する。
そういった要素を、遊びの中に自然に組み込んでいます。

外から見ると、ただ自由に遊んでいるように見えるかもしれません。

しかし実際にはその中で、身体の使い方

判断力
協調性
挑戦する心
継続する力
失敗を受け入れる経験

こうした、人生全体に関わる土台が育っていきます。

短期的な成果だけでは測れない価値が、そこにはあります。


教室を始めてまる10年。すでに11年目に入っています。

続けてきた中で確信していることがあります。
それは、運動を好きになること以上に価値のあるスタートはないということです。

速く走れることより、上手くできることより、勝つことよりも先に、

「身体を動かすって楽しい」
「またやりたい」
「仲間とやると面白い」

そう思える子どもを増やしていきたい。

これからも、そんな場所を地域の中で育てていけたらと思います。